過払い金の返金ができる期間と返金不可能なケース

消費者金融などのカードローンを使っている方がテレビCMなどで「払いすぎた利息が帰ってきます」といった謳い文句を耳にすることで、気になっている方もいるのではないでしょうか。

過払い金相談

業者からお金を借りるということは金利を支払う事でサービス料を払っているようなものですが、業者がビジネスとしてお金を貸す場合に徴収する金利には法律で上限が決められています。これを利息制限法と言います。

法律で決められた金利で貸し付けているのであれば、利息を払いすぎるなんて事は発生しないのでは?と思われると思いますが、ソレは正解です。現在正規に貸金業を行っている所はすべて利息制限法に基づいた金利を設定しており、利息を払いすぎるような状況が生まれることはありません。

では払いすぎた利息がどの様なケースで発生しているのかというと、過去に利息制限法を含む法律がキチンと整備されていなかった為におこるものとなっています。

法整備が行われたのは2010年6月8日

お金を貸すビジネスが利息制限法で統一されるようになったのは実は2010年の6月からとなっています。

それまで金利について法律は利息制限法の他に出資法が存在しており、さらには貸金業法といった物まで存在し、これらを組み合わせる事で現状よりも高い金利を設定することが可能となっている状況でした。

利息制限によって利率が下がった

現在も適用されている利息制限法では最大年利で「20%まで」と定められており、これを超える金利でお金を貸す事はできません。一方出資法の上限は「29.2%」となっており、利息制限法とは9.2%の差があります。

特に信販会社や消費者金融は貸金業法と組み合わせることで上手くこれを活用し、20%を超える金利を設定し、お金の貸し出しを行っていたわけです。

利息制限法の上限20%を超え、出資法の上限29.2%を超えない部分の金利を俗にグレーゾーン金利という風に呼んでいます。

このようなグレーゾーン金利が存在する状況を適切に整備されたのが前述の2010年6月のことで、この時出資法の上限も20%に統一されました。

20%以上の金利を払っていたらそれは過払い金

法整備によって20%を超える金利について廃止され、上限20%に統一されたことは先ほどお話ししたとおりです。ここで問題になるのが、それ以前に20%以上の金利で支払ったものについてはどういう扱いになるのかということです。

ここで裁判所は消費者に非常に有利な判決を下し、20%を超えて支払った金利については「金利のつもりで支払っていても返還請求することができるとしたため、そこで生まれたのが「過払い請求」というものです。

過払い金は返してもらえる

つまり2010年6月以前に20%を超える利息でカードローンなどを利用していた方については過払い金が発生していることになり、その返還請求をする権利があるというわけです。

逆に言うと2010年6月8日以降にカードローンなどの契約をされた方は、過払い金が発生していないということになりますので、現在カードローンを利用している方全てが過払い請求ができるというものではないと言うことを知っておきましょう。

過払い請求には期限がある

過払い請求は返済中であっても請求することが可能で、払いすぎた利息が返還されることによって元本が0になる(つまり借金がなくなる)といった事もありえる手続きです。

借金はすでに完済しているか否か

すべてを完済

しかし、もっとも過払い請求を効果的に行えるのは、すでに完済している方ということになります。

この場合は過払い金が返還されるのみですから、手元に現金として戻ってきます。しかもこの場合は信用情報機関にも事故扱いの記録は残らないため、その後新たなローンを組んだり、クレジットカードを作るといった審査に影響することがありません。

※業者によっては事故扱いにする事があるようですが、事故記録を取り消すよう要求することで取り消されるという事例もありました。

さて、完済済みの借金で払いすぎた利息がある場合、その返還請求はいつまで行えるかというと、実は期限がありその期間は10年とされています。そのため、完済から10年が経過すると過払い金は時効を迎え、返還請求することができなくなってしまいます。

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また、現在10年以上にわたって借入返済を繰り返されている方については、取引が続いているかぎり返還請求の時効を迎えることはありません。

過払い金の返還請求は個人でも行えるものではありますが、利息の引き直し計算や債権者との交渉などにおいて専門家の方が圧倒的に有利なのが現実です。2010年6月以前に20%を超える金利を多く払っていると思われる方は専門家に相談してみるのが良いでしょう。

過払い請求で返金されるお金があるかは相談してみる

既に完済しているもしくは、まだ返済中で利息ばかり払っているという方がいるのなら一度無料相談を行ってみる価値は大いにあります。

街角法律事務所では24時間、相談を受け付けています。もちろん匿名でもOKです。

過払い金相談

過払い請求も債務整理という手続きのひとつですので、完済している場合は信用機関に事故登録がされないため心配する必要はありませんが、現在残っている債務を整理するというケースは手続き後のデメリットがありますので、予め理解しておく方がよいと思います。

債務整理のデメリットになる参考ホームページ↓

債務整理のデメリットの一覧

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